アレルギー徒然日記 「腫れ」時々「アニサキス」

アニサキスアレルギー、慢性蕁麻疹(血管性浮腫)、喘息を同時発症しました。他の患者さんの参考になれば幸いです。

発症した時のこと ① 8か月診断つかず

今日は発症した時のことについて書きたいと思います。

 

2022年12月 原因不明の体調不良

急性膀胱炎になった後、なかなか治らず、抗生剤(オーグメンチン、βラクタム系)を1か月処方されていました。 微熱、頻脈(100+)、動悸、血圧上昇(上140-150)が続いていました。

 

2023年1月 受診前

突然、夜中に息苦しくなり、仰向けに寝られなくなりました。昼間も、息苦しくて5分も歩けず、座り込んだり、家に戻ってきたりしていました。
コロナ時に購入していたパルスオキシメーターでSpO2を測ってみると、88-95%位を行ったり来たり。 近くの循環器の病院の診察を受けるも、原因不明で、近くの大学病院の総合内科を受診することに。

 

2023年2-3月 大学病院総合内科 受診

大学病院の総合内科で循環器の検査を受けましたが異常なし。

呼吸は悪化し、夜中はまともに寝れず、椅子に座ったり、クッションを重ねて頭を高くして、数時間仮眠を取る感じでした。 

お腹の膨満感(まぐろのお腹のようにパンパンになる)、下痢、腹痛といった消化器系の症状も出てきました。

手足が水風船のように真っ赤に膨張したり、顔・舌・喉も赤く腫れて、食べ物をうまく飲み込めない、声がれといった、皮膚・粘膜の症状も出てきました。

2週間おきに通院していましたが、医師は循環器以外の検査は一切せず、2か月間診断つかず、治療もなし。 病院でSpO2を測ると問題ないので、心因性だと思われていたようです。

ちょうど花粉症の時期で、ヒスタミン(フェキソフェナジン)を飲んだ所、症状がよくなった気がして、アレルギー、喘息、血管性浮腫の可能性ははないのかと、医師に詰め寄りました。 医師は急に焦った表情になり、皮膚科に院内紹介しました。

 

2023年3-6月 大学病院皮膚科 受診

大学病院の皮膚科の初診で、医師が私の背中を軽く引っ掻いた所、膨疹が出たので(皮膚描記法)、私の疑っていた血管性浮腫で当たりでしょうと言われました。 血管性浮腫は、蕁麻疹の一種だけど、一般的な蕁麻疹のように、表面にぼつぼつ湿疹・かゆみが出るのではなく、より皮膚の深い所が腫れてくるという説明を受けました。 

その後、アレルギー、遺伝性血管性浮腫、膠原病等の血液検査をしました。 検査結果が出るまで2週間、念のため、米や野菜中心の食事をしていました。

3月中旬、検査結果は全て異常なしで、慢性蕁麻疹の一種で特発性血管性浮腫という診断が出ました。アレルギーではないので、食事は心配せずに食べてよいヒスタミン薬(ルパフィン)で様子を見ることに。

その後、普通の食事に戻すと、症状は再度悪化しました。 一般的な蕁麻疹(皮膚表面にぶつぶつ、ぼこぼこ、かゆみ)も出始めました。  

4週毎の診察の際、呼吸困難と手・顔の膨張が同時に起こるのは何故か医師に聞き、呼吸器内科を紹介してもらうように頼みました。 アレルギーではない、慢性蕁麻疹は70%が原因不明と言われ、院内紹介はしてもらえませんでした。

ある夜、息苦しさで起き、その後トイレに行こうと立ち上がろうとした時、足がぐにゃっと曲がって立ち上がれませんでした。SpO2を測ると80%後半、血圧は上が70台でした。

この時、「このままではだめだ。自分は死んでしまうかもしれない。」と、初めて死を意識しました。

続きは、また次回書きたいと思います。